2020.11月号vol.68

歯科検診 ~札幌北幼稚園~

9月9日(水)は歯科検診のため、学校法人北陽学園「札幌北幼稚園」に行ってきました。

今回の検診は、新型コロナウイルス感染予防に配慮し、感染防護やソーシャルディスタンスを確保して行なったため、通常よりも長時間の検診となりました。

歯磨き教室や歯の検診を行いましたが、全体的にはムシ歯が少なく、子どものムシ歯は減少傾向にあることで安心しました。

今年は、新型コロナウイルスの影響によって、外出機会も減り、週末なども自宅で過ごすことが多くなったために、お菓子やジュースを口にすることが増えているという話を聞きます。

スポーツドリンクや炭酸飲料を飲むこともあると思いますが、これらは糖分が多く、むし歯リスクを上げてしまうため、習慣化させないことが大切です。

将来にわたって健康な歯を守るためにも、学校歯科検診のほかに、定期的に歯科医院で検診を受け、これからもお口を健康的な状態を維持し続けて欲しいと思います。

2020.11月号vol.68

歯周病と認知症の関係

10月15日のテレビ放送「ミヤネ屋」で、歯周病とアルツハイマー型認知症の関係性について特集されました。

認知症の中でも最も多いアルツハイマー型認知症は、脳の萎縮(いしゅく)が特徴のアルツハイマー病によって起こる認知症です。

物忘れなどの「記憶障害」や「判断力の低下」が症状として現れます。歯周病とアルツハイマー病の因果関係についてはまだ不明な点もありますが、いくつかの実験結果では歯周病がアルツハイマー病の悪化因子であることの報告が上がっています。

歯周病を持っている場合、アルツハイマー病の原因とされるタンパク質が多くみられることから、お口の中の歯周病菌や炎症の原因となる物質が、血流に乗り脳に運ばれることで影響を与えていると考えられています。

アルツハイマー型認知症の人は、健康な人よりも歯の本数が少なく、また、残っている歯が少ない人ほど脳の萎縮が進んでいたということが報告されています。

この結果は一本でも多く歯を守り、しっかり噛むことがアルツハイマー型認知症の予防につながることを示唆しているのかもしれません。

2020.11月号vol.68

口腔健康が乱れやすいマタニティ期

口腔健康にとって、マタニティ期(妊娠中)は、つわりによる嘔吐や唾液の減少によって口腔内が酸性になりやすく、ムシ歯や歯周病のリスクが上がってしまうため、特に注意が必要な時期でもあります。

マタニティ期は、歯磨きがつらくできないことや、食生活にも変化が出る場合もあり、偏食によって口腔環境に悪影響を与えてしまうこともあります。

マタニティ期は、体調が優れない日も多くなるため、通院が困難になってしまったり、麻酔やお薬に制限が出てしまうため、日頃から定期的に歯科健診を受診し口腔健康を守っていくことが大切です。

マタニティ期でも、ムシ歯などお口に問題がある場合は、つわりが落ち着いた時期に歯科健診を受診し、可能な範囲での治療や口腔内のクリーニングによって、出産前に衛生的な口腔環境にすることも大切です。

来月号では、母親と子供のムシ歯についての関係性についてお伝えします。