2019.2月号vol.47

歯を失う原因3位「破折」

歯を失う原因で最も多いのが「歯周病」です。

「歯周病」に次いで多いのが「ムシ歯」、そして「破折(はせつ)」となります。

歯周病やムシ歯に比べて、「破折」については聞き覚えがないという方も多いと思います。

破折の多くは、歯根破折(しこんはせつ)という『歯を支える歯の根』にヒビが入ったり、割れてしまった状態をいいます。

神経がある歯に破折が起きると、歯に痛みを感じる場合が多く、神経がない歯の場合は、歯ぐきが腫れたり、膿が出るなどの症状があります。

歯の根には、血管・神経が通っており、それらを失ってしまうと歯の破折のリスクが上がってしまいます。

また、破折の場合の多くは、歯を抜く治療になってしまいます。

歯の神経には、感覚を伝える役割があり、歯の根を通る血管には、歯に栄養を届ける大切な働きがあります。

ムシ歯の進行が大きい歯の治療などで、血管・神経を抜いてしまった歯には栄養が届かないため、その歯は弱くなってしまいます。

弱くなってしまった歯は、日常生活の「噛む」「くいしばる」などの負担から、破折してしまう場合があります。

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破折を予防するためにも、正しい歯磨きや、定期検診でムシ歯を予防することや、ムシ歯の早期発見・早期治療によって神経を守るムシ歯治療が大切です。

また、神経を失った歯は破折だけでなく、ムシ歯になっても痛みを感じないため、定期検診でレントゲン撮影による診断を継続して行くことが大切になります。

神経がある歯でも、「歯ぎしり」や「くいしばり」のほか、咬み合わせに問題がある方は、破折のリスクが高いので、定期検診の受診によって破折のリスクを下げることが大切です。

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2019.2月号vol.47

「癖」に注意

小さなお子様を育てられている保護者様から、お子様の「癖」についてご相談を受けることがあります。

ご相談の多くは、3歳頃の「指しゃぶり」の影響についてです。

「指しゃぶり」は、成長とともに自然と改善される場合がほとんどですが、なかなか癖が治らないお子様もいらっしゃいます。

「指しゃぶり」は、歯並びへの影響や口呼吸につながることもあります。

近年、口呼吸の影響については関心が強まっており、「免疫力の低下」のほかに、「ムシ歯や歯周病のリスクが上がる」という報告も上がっています。

また、口呼吸が原因となって「いびき」や「睡眠の質の低下」のほか、ウィルスが体内に侵入しやすくなる為、風邪をひきやすくなる場合もあります。

あまり神経質になる必要はありませんが、指しゃぶりをさせないように促したり、癖が続くようであれば、お気軽にご相談下さい。