2018.11月号vol.44

健康寿命を考えるオーラルフレイル

皆さんは、『オーラルフレイル』という言葉をご存知でしょうか?

直訳すると『口腔機能の虚弱』となります。

「オーラルフレイル」とは、日常生活を問題なく過ごせる「健康寿命」を延ばすためにも、口腔機能が、しっかりしていることが重要であるという考えから、お口に問題が生じたときの早期受診、また、予防・早期発見を提唱する言葉です。

ムシ歯・歯周病などで、歯を失ってしまうと、お口の機能低下などによって食生活の変化にもつながります。

食生活の変化によって、栄養バランスが乱れ、身体機能が低下し、社会活動が出来ない・日常生活に問題が生まれる・寝たきりになってしまうなど、健康寿命に影響が出ることがあります。

口腔健康と全身健康は深く関わっており、健康寿命にも関係することから、当院では高齢になっても健康的な生活を送るための歯科医療を届けていきます。

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2018.11月号vol.44

10代後半~20代の歯周病

お子様のお口の健康を守るためには、ムシ歯予防のほかに、『若年性侵襲性歯周炎』にも注意が必要です。

通常の歯周病は、15年~30年ほどの期間をかけて少しずつ進行することから慢性歯周炎と呼ばれているのに対し、『若年性侵襲性歯周炎』は、10代後半~20代の若い頃に発症する歯周病で、歯がグラつくなど、歯周病の悪化スピードが早いのが特徴です。

『若年性侵襲性歯周炎』の主な原因は、お口の中に特異的な細菌が多く存在することと考えられています。

この特異的な細菌は、体を守ろうとする白血球などに対して毒性を持ち、急速に増加することで、歯周組織(歯ぐき)を破壊していきます。

『若年性侵襲性歯周炎』や『歯周病』は、お口の中を衛生的にし、細菌をコントロールすることが大切です。

日頃の正しい歯磨きや、歯科医院で定期的にお口のメンテナンスを受診することで予防することが出来ます。

2018.11月号vol.44

目標を持つという健康法

秋も深まり寒い日も多くなりましたが、体調は崩されていませんか?体調を管理していく健康法には、今の健康を維持していく「守りの健康」と、体力や免疫力を向上させるための「攻めの健康」の2つがあるそうです。

2008年に75歳でエベレスト登頂を達成したプロスキーヤーで冒険家の三浦雄一郎さんは、健康法について多くの執筆もされています。

その三浦さんも、60歳を迎えようとしている頃は健康が大きく崩れていました。

三浦さんは、60歳を前に冒険家を引退したあとは、暴飲暴食を繰り返し、運動もしない生活を送っていたそうです。

その後、高血圧、糖尿病など多くの生活習慣病を患い、担当医師からは「余命3年」という警告も受けたことがあったようです。

その頃、99歳の父親がスイスのモンブランという山をスキーで滑るという目標を聞いた三浦さんは、自分も大きな目標に向かっていこうと決意してエベレスト登頂を目指し、見事達成しました。

「大きな目標を持つ」というのも、健康法の大切な一つなのかも知れません。