2021.9月号vol.78

口腔がんを早期発見する定期検診

歯ぐきや舌など、口腔内の歯以外を口腔粘膜と言い、口腔粘膜には細菌の侵入を防いだり、痛覚、触覚、温度覚を伝える役割や、免疫的防御機能も担っています。

口腔粘膜の病気でイメージが強いのは「口腔癌(こうくうがん)」ではないでしょうか?

口腔癌は、大きく進行するまで痛みが出ないこともあり、初期の段階では口内炎に似ていることから、本人が自覚するまでに時間がかかる場合が多くあります。

世界的にみると、先進国では口腔癌での死亡者数は減少傾向にありますが、残念ながら日本においては増加傾向となっています。

先進国において、日本では歯科定期検診の受診率が低いことが、口腔粘膜異常の発見が遅れる大きな要因となっています。

当院では、初めて来院された方や定期検診で来院された方への検査として、むし歯や歯周病だけでなく口腔粘膜の状態も診査し、口腔粘膜に問題がある場合は口腔外科専門医院と連携することで、早期発見、早期治癒に努めています。

2021.9月号vol.78

鼻の穴はなぜ2つあるの?

鼻の穴はなぜ2つあるのかご存知でしょうか?

呼吸するという機能だけを考えれば、口と同じように1つでも問題はなさそうですが、なぜ2つもあるのでしょう。

鼻の穴が2つあることで、香りがする方向や距離を認識し、立体的に香りを確認する構造になっています。

また、鼻の粘膜は、ネイザルサイクルという自律的な反応によって、肥厚と収縮を繰り返すことで、空気の流れを調整し鼻の穴を清掃する働きがあります。

2つの鼻の穴の一方をふさいで鼻で息をすると、空気が多く通る側と少し空気の通りが悪い穴があると思います。

空気が多く通る方が、現在呼吸を担当している鼻の穴になります。空気の通りが悪い方では、血管が拡張し粘膜を腫脹させることで、分泌物を増やし自動洗浄を行なっています。

呼吸を支える肺は、24時間機能し続けており、その肺になるべく負担をかけないように鼻は新鮮できれいな酸素を送り続けなければいけない為、常にどちらかは洗浄している状態となります。

鼻のような洗浄機能がない口で呼吸すると、ウイルスなど新鮮ではない酸素を肺に届けることになってしまいます。

2021.9月号vol.78

夏の思い出 ban.K(盤渓)キャンプ場

少し前になりますが、7月は初めての家族キャンプで「ban.K(盤渓)」に行ってきました。

ban.K(盤渓)と言えば、私は札幌中心地からもアクセスの良いスキー場というイメージがありましたが、皆さんはどうでしょうか?

現在のban.K(盤渓)は、キャンプ場以外に、ワイヤーで繋がれた木と木の間を滑車で滑り降りるアクティビティのほか、夏でもスキーやスノーボードのジャンプが楽しめる設備や、オリンピックでも話題になったスケートボードの練習台、自転車で山を下るマウンテンバイクコースなど、夏をアクティブに楽しむことができます。

キャンプ初心者の我が家でしたが、炭や薪は現地で調達できるだけでなく、焚き火台やテーブルなどキャンプに必要なものの多くはレンタルすることも出来るため手軽に楽しむことができました。

子ども達にとっても楽しい夏の思い出になりましたので、機会があればban.K(盤渓)キャンプ場に足を運んでみてはいかがでしょうか。

2021.8月号vol.77

メジャーリーガー大谷翔平

アメリカメジャーリーグのロサンゼルス・エンゼルスで活躍する大谷選手の活躍に目が離せません。

7月23日現在の大谷選手は、投手として4勝をあげ、打者としては、84試合に出場し34本塁打、打率.274という凄い成績に加え、その打球速度の平均は両リーグで唯一の100マイルを超える101.2マイル(約162.9キロ)を記録しているそうです。

オールスター戦で投手と打者の両方で出場を果たし、その活躍も素晴らしかったと思います。

2013年に日ハムに入団し、その年から二刀流でデビューした大谷選手ですが、メジャーリーグでの二刀流に期待はしても、ここまでの活躍を予想できた人は多くなかったと思います。

これほどの活躍と多くの人を魅了する大谷選手には、「才能」だけではない「なにか」を感じます。

ア・リーグ西地区4位のエンゼルスですが、大谷選手の活躍で地区優勝も期待します。

2021.8月号vol.77

大谷選手も実践していたマインドマップ

有名な話ですが、大谷選手は高校時代に「8球団からドラフト1位指名」という目標を立て、その目標に向かうために必要なことを図にしていました。

このような図をマインドマップなどと呼びますが、近年では多くの企業でも取り入れられています。

マインドマップは、1960年代にイギリスのトニー・ブザンが考案したもので、頭の中にある思考や連想されていくことを「見える化」するための仕組みです。

マインドマップは、創造性を高め、記憶や学習、発想などに高い効果を発揮すると言われており、一目で自分のやるべきことが把握できるツールのため、私も毎日やるべきことや勉強会に向けての取り組みで活用しています。

マインドマップは、もちろんノートに手書きで作成することもできますが、作成を分かりやすく進めることができる無料アプリもたくさんありますので、目標がある方や考えがまとまらない課題がある方は、是非お試しください。

2021.8月号vol.77

その症状の原因はブラキシズムかも!?

皆さんは『ブラキシズム』という言葉をご存知でしょうか?

歯科では、歯ぎしりをグランディング、食いしばりをクレンチングと言い、これらを総称して『ブラキシズム』と言われています。

ブラキシズムは、食事や会話をしているとき以外でも、上下の歯を無意識に噛み合わせているため、歯や顎(アゴ)に強い力が加わっている状態になります。

その為、「顎がだるく感じる」「歯に痛みを感じる」「歯に亀裂が入る」「歯が動く」などの症状につながる場合があります。

そして、これらが原因となり、知覚過敏症やムシ歯、歯周病を引き起こすことも珍しくありません。

ブラキシズムは、定期的に歯科医院で検診を受けることで、ブラキシズムの確認や引き起こされる症状に対するリスクを軽減することができます。

2021.7月号vol.76

元気な園児と歯磨き練習

6月2日(水)は保健指導のため、今年も学校法人北陽学園「札幌北幼稚園」に行ってきました。

保健指導では、歯磨き教室を開催し、大きな歯ブラシと歯の模型を使い、正しい歯磨きの仕方を子どもたちに伝えました。

近年、むし歯を持つ子どもは減少傾向にありますが、それに対して歯並びの問題は増加しています。

子どもの歯並び問題では、食生活の変化が原因の一つと考えられていることから、子どもたちには食事と成長の繋がりと大切さも伝えました。

例年は、園児に歯ブラシを持参してもらい行う歯磨き教室ですが、今年は新型コロナウイルス感染予防のため、実際の歯磨き練習はありませんでしたが、いつもと同じように元気いっぱいの園児に安心しました。

子どもたちにとっても窮屈な生活が続いていますが、元気に健やかに成長して欲しいと思います。

2021.7月号vol.76

金属資源高騰による銀歯への影響

数年前にむし歯治療で銀歯を入れたときと比べて、治療費が高くなっていると感じた方はいないでしょうか?

銀歯は、その名の通り「銀」で作られていると思われる方も多いと思いますが、その成分は金12%・銀46%・パラジウム20%とその他銅や亜鉛を加工し作られています。

それらの金属は限りある資源としてや世界情勢、自動車産業などの影響により急激な高騰が続いています。

特に、金やパラジウムは2016年頃から異常な値上がりを続けており、15年ほど前に比べると約5倍の価格となっています。

保険が適用される銀歯は、相場に合わせて定期的に治療費が改定されており、国によって定められた治療費は、全国の歯科医院で同じ治療費になります。

当院で導入しているCAD/CAMシステムのプランメカフィット治療は、保険適用外のセラミックのほか、保険適用の白い被せ物を作製することができ、銀歯の被せ物と比べても金額差が少ないことから、プランメカフィット治療を選択される方も増えてきています。

治療費について不安がある場合は、お気軽にお尋ねください。

2021.7月号vol.76

世界からみる銀歯

毎年、花粉症に悩まされる方も多いのではないでしょうか?

日本人の3人に1人は何らかのアレルギー症状を持っていると言われており、花粉症などアレルギーの患者数は増加傾向にあります。

アレルギーは、花粉や食べ物など通常であれば問題がないものに対して免疫系が過剰に反応し、身体に様々な症状を引き起こしてしまう免疫機能障害です。

歯科治療において注意しているアレルギーは、麻酔薬や処方するお薬などがありますが、最近では「銀歯」が原因となる歯科用金属アレルギーの方が増加傾向にあります。

『銀歯』が原因の金属アレルギーの症状は、銀歯の近くの粘膜や口腔内全体が荒れた状態になったり、手や足の皮膚の荒れなどにでるものもあります。

日本では一般的な銀歯ですが、ドイツやスウェーデンをはじめとする国では、口腔内での使用を禁止する法律や、使用を推奨しないと勧告している国が多く、アメリカなどでもほとんど使用されていません。

治療後の健康を守る治療法を選択することも大切です。

2021.6月号vol.75

CAD/CAMシステムによる高精度なむし歯治療

CAD/CAM(キャドキャム)システムのプランメカフィット治療は、高精度なむし歯治療を可能にすることができます。

むし歯治療では、むし歯になってしまった部分を削り、削り取った部分を被せ物などで修復します。

プランメカフィットは、削った歯の模型や口腔内を専用スキャナーで読み込み、精度の高い修復物を製作します。

修復物は、圧縮されたブロックをミリングマシンで削り出し製作され、ブロックにはセラミック素材や歯科用プラスチック素材など、多くの種類があります。

治療部位や歯の状態に合わせて、最適なブロックを選択することもプランメカフィット治療では大切な要素となります。